京都国際映画祭 -映画もアートもその他もぜんぶ-

５年前、雄介(大野拓朗)と光一(落合モトキ)は漫才師として成功することを夢みており、またリンも台湾で歌手になるという夢を目指し、「3人の夢が叶ったら、もう一度この場所(淡水「タンスイ」の海辺)で再会しよう」という約束をしていた。
ところが雄介と光一は３年前にコンビを解散しており、すでに光一はお笑いの道をあきらめ会社員に、雄介はピン芸人を続けるも売れない日々に悩んでいた。
そんな雄介の心情を知り、光一がいまから台湾に行こうと言い出す。
明後日は５年前の約束の日であり、何かをふっきるために、旅に出る二人。
20代半ばの男２人がもう一度人生を見つめ直すのであった…。

1994年10月31日。25歳と364日で人生の幕を閉じた天才漫才師、「ベイブルース」河本栄得を知っていますか？
数々の賞を受け、確実に将来を有望視されていた漫才コンビ「ベイブルース」を突如おそった河本栄得の死。
あれから15年。河本の15回目の命日に、相方高山トモヒロが自身の幼少期の思い出から河本との出会い、そして別れまでを克明に綴った物語。

女優兼プロデューサー、そして映画監督としてボーダーレスな活躍を続ける杉野希妃。
『歓待』(2011)、『ほとりの朔子』(2014)、『欲動』(2014)といった作品を次々に発信し、2014年の釜山国際映画祭では最優秀新人監督賞を受賞するなど国内外の映画界で高い信頼と支持を得ている彼女の第1回監督作品。

楠田健一は半年前に愛妻を亡くし、一人で喫茶店を営んでいたが、その妻の面影から離れられず、納骨も出来ずに日々を送っていた。
しかし、ある出来事をきっかけに健一は納骨する決意をし、生まれ故郷の墓に向かう。
そして健一は、その故郷の地で幼なじみの美しい女性と出会い人生は変転する。

都会の日常に潜むスリリングな出来事を描く4つの物語を、1本の映画として紡いだ『スリリングな日常』。
留学生のイム(ユグォン)がアルバイト帰りに「捨てドラキュラ」のQちゃん(加藤 葵)に出会い一緒に暮らす奇妙な生活を描いたブラックユーモアな物語の「Qちゃん」。
グラフィックデザイナーの茂と主婦の歩のどちらともと恋人関係にあった恋多き女子大生の白石奈々美(相楽 樹)が、謎の不審者に狙われる恐怖を描く「不審者」。
何の前触れもなく突然、自分の存在を周囲の人々に忘れられてしまった柏木大輝(落合モトキ)が、日雇いのアルバイト先で自分と同じ境遇の「忘れられる人」になってしまった地元の先輩・宝来(金子ノブアキ)や神保優香(早織)と出会う中で、意外な事実を知り苦悩する様子を綴った「忘れられる人」。
父(秋山成勲)・母(中村映里子)のなぜかぎこちない夫婦の会話や父娘の妙な空気感など、何気ない日常のひとコマで、3人家族の朝に影がにじむ様子を、1カット19分の長回しで描く「あさのはなし」。
以上、81分に凝縮された4種類の日常？の物語は、観るものを不可思議な非日常の空間へと誘い出してくれるだろう・・・。

元超新星、現在ソロとして俳優・アーティストとして活動しているソンモが2015年に初めて主演を務めた映画。
産業化と民主化の接点であった1980。社会的転換期の中の青春の成長期。愛と友情が全てだったあの時代!
成長期彷徨っていた青春たちの喜怒哀楽!あの時、あの時代、純粋だった若さの彷徨いと行き当たりばったりの黒歴史!
未来の真の生きる価値を見つけ出す青春映画。

平昌冬季オリンピック期間中開催される文化のオリンピックイベント、江陵の代表的な食文化を紹介する映像プロジェクトを舞台とし、仕事に疲れ、将来を悩む主人公を中心に、食べ物を通してさまざまな人間模様を描く。
KARAのギュリ出演のヒューマンドラマ。